〓 2005 Year's Best (10) 〓

モノラル (aka mono/monaural66) [HP]

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【The Sevens】

(1960s Swiss Beat/Garage)

The Sevens
The Sevens "self-titled", LP
(Swi, Feathered Apple FA-6507, 2005)

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1960年代スイス産フリークビートバンド唯一のアルバムで、今年オフィシャルリイシューされたものです。90年代中後期の Thorns レーベル・パイレート盤とは雲泥の差の高音質で個人的には非常に嬉しかったブツです。

これを新譜としてカウントすると2005年入手した唯一の新譜。

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【Link Wray & the Ray Men】

(1950/60s US Instro)

Link Wray
Link Wray & the Ray Men
"There's Good Rockin' Tonite", LP
(UK, Union Pacific UP.002, 1972)

去年の訃報中、若かっただけにプロレスラーの破壊王・橋本真也と本田美奈子は衝撃的だったけど、やはり年末に知らされたリンクレイ氏、76歳という先進国男性のほぼ寿命という年齢と1950年代に朝鮮戦争で患った肺結核のため片肺を除去してたという事実を掛け合わせてみても、やはりまだ現役でもあっただけに月並みながら非常に惜しまれます。

リンクレイは、ガレージ聴くようになってビリー・チャイルディッシュ経由で知ったんでほんの10年程度の付き合いではあるんだけど、ギミック無く放たれるスピーカーのコーンを突き破らんばかりの原音本来の根源的なパワーと破壊力に満ち満ちた彼のギターサウンドに圧倒魅了され、大いに影響を受けたギタリストの一人でした。この場をお借りし改めて彼のご冥福を。

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【Yellow Magic Orchestra】

(1980s Japanese Techno Pop)

YMO
イエロー・マジック・オーケストラ "Best One", MT [CS]
(Jpn, Victor ALC-32003, 1979)

なぜか去年よく聴いた一本です。小学5年頃、大掛かりなシンセサイザーをクールに操るYMOのライヴ観て(おそらく全米ツアーの映像?)初めてロックバンドを意識、当時ライディーンが大ヒットしてエアギターならぬエア鍵盤やってたのが懐かく思い出されます。このテープはその頃のものなので音がモコモコしてるけどまだ聴けるのが凄い。

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【Carpenters Tribute】

(by 1990s Alternative Bands)

Carpenters
v/a "If I Were a Carpenter", 7x7"-Box
(US, A&M 31458 0704 7, 1994)

Shonen Knif, Sonic Youth, Redd Kross, Sheryl Crow, Cracker, Matthew Sweet, American Music Club, Cranberries, Grant Lee Buffalo etc...

去年の夏頃缶チューハイのCMだったかな?少年ナイフの "Top of the World" が使われて久しぶりに針を落としてみたカーペンターズ・トリビュートもの。

Sonic Youth "Superstar", Redd Kross "Yesterday Once More", Cracker "Rainy Days and Mondays", Matthew Sweet"Let Me Be the One" などなどいいカヴァーが多いけど、LPでもボックスもの聴くのって億劫なのに7吋ボックスとなるとそれはもう・・・こんな機会でもないとなかなか(笑)。

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【v/a Rare Mexican Cuts of the Sixties】

(1960s Mexican Beat/Garage)

Mexican Cuts of the Sixties
v/a "Rare Mexican Cuts of the Sixties", LP
(Fr, Eva 12066, mid-late 1980s)

Locos del Ritmo, Apson, Yaki, Anis, Johnny Jets etc...

一昨年末頃からの体調不良が意外と長引き昨年夏頃やっと何とか持ち直したかなって頃、半年以上手にする気にもなれなかったギターを手に、リハビリ曲として選んだ内の1曲がこのメキシカンコンピ収録 Los Anis によるモンキーズのカヴァー "Mary Mary" でした。ナイスヴァージョンです。

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【Astrud Gilberto】

(1960s US Bossa Nova)

Astrud Gilberto
Astrud Gilberto "Best of", LP
(Jpn, Verve/Grammophon MV-2001, 1969)

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何も考えたくない時、雑念を抱かせず且つ心にわだかまった憂悶を洗い流しながら癒してくれる、透き通ってるけどどこか陰のある彼女が堪能できるこの盤は今の自分には必携盤の一枚となってます。

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【Miles Davis】

(of 1970s Progressive Jazz era)

Miles Davis
Miles Davis "Agharta", 2LP
(Jpn, CBS Sony SOPJ 92-93, 1975)

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年末のS本さんの書き込みで久々に引っ張り出して聴いてました。サイケにはまってた20代前半頃ジャズも同時にかじってて、マイルスのこの時期の作品では 'ビッチェズ・ブリュー' よりこの 'アガルタの凱旋' を良く聴いてました。

無知の暴論かもしれないけど、10年周期ぐらいでジャズ界に革新を起こしながら、終いには非難承知でジャズの既成概念をぶっ壊してしまった彼の創造性はともかく、そのヴァイタリティと勇気には改めて感服します・・・さすがに晩年のラップはやり過ぎでは?と思ったものの、そんな彼だけに例の '好き歌' 選出はビートルズ以上に難しいかも知れませんね。

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【John Frusciante】

(Red Hot Chili Peppers, 1990s Alternative)

John Frusciante
John Frusciante
"Niadra Lades and Usually Just a T-Shirt", CD
(US, American, 1994)

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レッドホット・チリペッパーズを一時脱退したジョン・フルシアンテが発表したソロ作。シド・バレットがもっと凶暴化した分裂症気味というか精神破綻直前の荒廃/荒涼としたアシッドフォーク・スタイルといった作品で、若干現在の自身とリンクする為か購入時よりも心地良く聴けた一枚。

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【The Cardigans】

(1990s Swedish Pop)

Cardigans
The Cardigans "Life", LP
(UK, Stockholm 523 566-1, 1995)

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これもCM契機によく聴いた一枚だけど、実は事ある毎に引っ張り出してよく聴く愛聴盤と言っても差し支えない一枚だったりします。メランコリックなアレンジで良く馴染んでるブラックサバスの "Sabbath Bloody Sabbath" も含め捨て曲のない名盤。

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【Love】

(1960s Psychedelic Rock)

Love
Love "Da Capo", LP
(US, Elektra EKL-4005, 1966)

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大御所クラスでは特にチョコウォッチとこのラヴをよく聴きいたけど、何れもオールタイム愛聴組で穴埋め的に無理矢理エントリーって感も・・。サードまでのラヴ全3枚は今更何をか言わんやの名盤だけど、やっぱこの2枚目と3枚目の 'Forever Changes' は最強PSYCHO-です。

蛇足:このダ・カーポでも似てるけどファーストのフロントジャケでのギタリスト ジョン・エコールスとネプチューン名倉の生き写し加減は半端じゃない。気付かれてる方も多いかと思いますが、お手持ちのジャケで再度ご確認を。

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((( 総評 )))

新譜入手もこれといった個人的出来事もなく一体自分の2005年は何だったのか?

2005年を振り返って思い起こされる事は、右肩急勾配の異常・凶悪・ハイテク犯罪増加、安全神話完全崩壊、私利私欲に邁進する日本の現状を象徴するかの如く起こるべくして起こってしまい、まだまだ根は相当深そうな年を挟んだ2大事件、耐震偽装事件featuring オジャマモン他と土地転がし悪徳ブローカーのIT企業版ライブドアによる証取法違反等々featuring ホリエモン。

一方、ボジョレヌーヴォ解禁時報に合わせワイン風呂に浸かりながら乾杯ではしゃぐような似非セレブ人種増殖、勝ち組みの象徴ヒルズ族を煽るマスコミに踊らされ目先の利益に貪欲なヴァーチャル錬金術集団(=未成熟な株デイトレーダー)の繁殖、更にイエスマン武部を筆頭に政治家までもが渦中のライヴドア堀江を持ち上げる始末・・。

結局、戦後日本人が追い求め築き上げてきた民主化って何だったのか?言語のプロフェッショナルであるはずのアナウンサーにまで広がる聞き辛い崩れた日本語で日々発信されるニュースを聞きながら、そんなこんなを事を考えさせられた一年でした。

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【200X年雑記(備忘録など) [Extra Various Notes]】

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