1950s/'60s Rhythm'n'Blooze
&
Black Rock'n'Roll
= a - z =
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(1st Rayjack press.)
(2nd Newman press.)
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AMBERTONES
USA, Rayjack 7" (1001) © 12/1965
USA, Newman 7" (601) © 1966
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Clap Your Hands
b/w Cruise |
>> Info.
>> Profile
From : Los Angels, California, USA
Area : Northwest / East Side scene
Period : 1963 - 1966 (on a discography basis)
Debut : 1963, GNP Crescendo (329) "Charlena / Bandido"
Note
Their act period shown above is on based their discography on a book 'Fuzz Acid / Flowers', but they might've been goin' on till circa 1969.
>> Ref.
・'Fuzz, Acid and Flowers' 3rd edit book (p) Borderline Prod., UK
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> Review
L.A. 東部のヒスパニック系チカーノ・シーンで1963~66までヒップで黒いサウンドを7インチで少なくとも計5枚(セカンドプレスは除く)リリースしているブラッキーなガレージ・グループで、5枚目のシングルです。
コンピレーションに収められている "I can only give you everything" のカヴァーなどはガレージパンクと呼ぶに相応しいんですが、この盤ではノーザンソウル系ブラックサウンドとガレージパンクの狭間を縫うサウンドで、かなり魅力的な仕上がりの2サイダーです。超ヒップなウルトラ・クレイジー・ストンピン・パーティー・パンク・チューン "クラップ・ユア・ハンズ" は、タイトル通り強力なハンズ・クラップと激しくストンプするリズムをバックに叫び続けるヴォーカルが発声法などお構いなしって感じの乱暴なマックス・シャウターで、たまに声がひっくり返りそうなお茶目な面も魅力的、また、尖んがったギターもメチャかっこいい。フリップサイドのロードランナー・リフとハンズ・クラップをバックにサックスとオルガンが猥雑に交錯する "クルーズ" では、A面で精根尽き果てたのか?ヴォーカルはたまに合いの手を挟む程度に押さえてる、いい意味で力の抜けたグーフィーでグルーヴィー&ヒップなノヴェルティ・インストロとなってます。
Nov. 2003 monaural66
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v/a Garage Punk Unknowns vol.7
v/a Basementsville!
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CHUCK BERRY
USA, Chess 7" (1767) © 1960
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Our Little Rendezvous
b/w Jaguar and Thunderbird |
> Info.
> Profile
> Note
"Jaguar and Thunderbird" is a diff. version of "County Line" recorded in 1959
'County Line' can be heard at least on following two albums,
'Chuck Berry's Golden Decade vol.2' (Chess 2LP 2CH-60023, 1973)
'Rock 'n Roll Rarities' (Chess 2LP CH2-92521, 1986)
> Ref.
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> Review
彼のシングルほとんどに当てはまる言葉ですが、これもまたガレージ・ファンにはよく知られたパンク・クラシックス2サイダーです。
他の有名クラシックスに比べると、当時のカヴァー頻度においてはいずれも低い部類ですが、彼のアルバムで個人的に一番好きなジャケの 'St. Louis to Liverpool' にも収録されてる "Our little rendezvous" は、Downliners Sect を始め、ヨーロッパ方面でオランダの Fab やイタリアの la Setta などがかろうじて音源残してます。一方 "Jaguar & thunderbird" は、Wayne Fontana, Troggs ぐらいか?形として残ってないだけで、実際はもっと多くのアーチストに取り上げられてたんではないかと思うんですけど。
しかし、いずれのナンバーも1980年代から1990年代に掛けてビリー・チャイルディッシュが渡り歩いた
Milkshakes, Headcoats が取り上げてたので、モダン・ガレージパンク・ファンにとってはかなり有名な2曲ではないかと。また、"Jaguar & thunderbird" の原ヴァージョン "County line" は、90sデトロイトの Hentchmen がやってました。
もし、"County line" 聴いた事ない人で聴いてみたい人は、上記インフォにこの曲が聴けるアルバム名を書いておいたので是非チェックしてみて下さい。アップテンポの
"Jaguar & thunderbird" より味があっていい感じです。
September 2004 monaural66
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v/a ...
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DON and DEWEY
USA, Specialty 7" (631) © 1958
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Bim Bam
b/w Justine |
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> Profile
> Ref.
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> Review
弦楽器/歌担当 Don 'Sugarcane' Harris(ドン'シュガーケイン'ハリス) と、鍵盤/歌担当 Dewey Terry(ドューイ・テリー)、このティーン・ブラック・ロックンロール・デュオにより生み出されたロックンロールの数々は、誕生からほぼ半世紀経った今でも、その衝撃度は全く失われていない。
この7インチはこの時代にしては珍しく両面とも激しいロックンロールが収められており、A面の
"Bim bam" は、終始転がり続けるデューイのピアノがとても気持ちよく、ドンのオルタネイト単音早弾きギターが添えられる事により更に気持ちが高揚させられる佳作シャウター。B面の
"Justine" は、ガレージファンには説明不要の超名曲ですよね。Rangers ~ Mummies、そして 5678's まで、数々のカヴァーも存在し、曲がいいから誰がやってもカッコよく決まる、、、なんて言ったら演ってる人に失礼か、、ジャスティン!、、とにかく上手い下手を通り越し、掛け合いスタイルのシャウターズがロックンロールへの初期衝動をぶつけまくる、そんなところが彼らの一番の魅力です。
蛇足: シュガーケイン・ハリスは、その後ギターをエレクトリック・フィドルに持ち替え、Johnny Otis, John Lee
Hooker, Sonny Terry & Brownie McGee, John Mayall
などのレコーディングに参加する一方、デビューアルバム "Freak Out" にも影響受けたアーチストとして Don & Dewey
の名を挙げる程彼らのファンを自称した Frank Zappa に誘われ Mothers
の一員として活動してた事でも知られています。1980年前後数年のドラッグ・ヴァカンスを除けば1999年に他界するまで生涯現役でした。
Apr. 2004 monaural66
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v/a ...
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The ENTERTAINERS
USA, Catch 7" (101) © 1963
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The Fuddy Duddy Walk
b/w Marianne |
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> Profile
> Ref.
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> Review
実在するサントラ再発かパロディかわかんないけど、ブラックプライテーション臭プンプンの v/a Shaftman のボーナスシングルにカットされてた "Fuddy duddy walk" のオリジが欲しくて入手したもので、このグループに関しては全くノーインフォ。ただ、アレンジャーに Jack Nitzsche の名前を発見、この人 Phil Spector 絡みのウォール・オブ・サウンドのアレンジに関わってたり、Rolling Stones の初期作品でピアノ弾いてたり、Sonny Bono と Jackie DeShannon に何曲か提供してたり、伝説となってしまった不遇のアシッド・フォーク・シンガー Tim Buckley のアルバムでストリングス・アレンジしてたり、Flaming Groovies のデビューアルバムでアレンジャーとしてちょろっと顔出したり、と、あちこちで名前見掛ける影の大物が一枚噛んでるシングル。
そんな彼が両面アレンジしてるんですが、実際のとこ彼の本質を知らない為どの程度彼の色が出てるとか良くわかんないし、かなりジャンルに幅のあるこれら2曲だけではカテゴライズにさえ苦しむんですが、その辺を考えなければ両面ともクレイジーでインパクトある仕上がりで素直に楽しめる2サイダーです。
1曲目は、タイトルの "Fuddy duddy walk" を女性がクレイジーに連呼するプリミティヴなファンク・サウンドで、強烈。一転 "Marianne" は、陽気で能天気でクレイジーな歓喜と狂気に満ち満ちたサウス・オブ・ボーダー・ラティーノ・ダンサブル・ノヴェルティ。
入手当初レビュー書いてたらレコ4つは間違いなかったけど、正直、あくまで個人的嗜好に基づくものですが結構飽きが来る音、でもインパクトは凄いんで今でも話のネタにはなります。
Oct. 2004 monaural66
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v/a (O.S.T.) Shaftman (bonus 7")
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J. J. JACKSON
USA, Calla 7" (C-125) © 1967
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I Dig Girls
b/w That Ain't Right |
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> Review
ノーザンソウル・シーンではかなり有名な人らしく、リリース数も結構あるようですが、あまり知らずたまたま入手したブツです。
この人結構カッコいいクールなシャウターです。"I dig girls" は、Screamin' Lord Sutch "Jack the Ripper" のイントロを大胆にフィーチャーし、ストンプするリズムにサックスとクールなオルガンが絡む激しいノーザンソウル・ストンパー!裏面は、ちょっとポップでモッドな
R&B ナンバー。
追記 (June, '04): 曲は違うけどクランプスのラックス・インテリアがディスクジョッキー・スタイルで彼チョイスの曲を紹介していく 'Purple Knif Show' と、クランプス元ネタ集 v/a Born Bad vol.6 に J.J. Jackson & the Jackals 名義での音源が収録されてますね、すっかり見落としてました。ちょっと驚いたのが、Pretty Things "Come see me" のオリジネーターでもあるんですね、尚、パープル・ナイフ・ショウの国内ライナー書いておられる関口氏によると、彼は巨漢のピアニストだったそうです。また、初期 MTV のホストも勤めていたとか。
Nov. 2003 monaural66
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v/a Purple Knif Show (CD)
v/a Born Bad vol.6
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McKINLEY MITCHELL
USA, Boxer 7" (204) © 1959
USA, Boxer 7" (204) © 1990s
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Lazy Dizzy Daisy
b/w Rock Everybody Rock |
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> Review
基本的にはブルース/ソウル・シンガーとして名を馳せた人だけど、それは1962年以降の姿で、この'59年のファーストシングルでは、その後の姿と結びつかないほどロカ色濃厚なブラックロックンロールをブチかましてます。
初めて聴いたのは v/a Sin Alley vol.4 だったんだけど、ズシっと重いシャウターながら、ファーストインスピレーションは、白黒識別不可能なボイスとサウンド、この印象は、黒人=ブルースという認識しかなかった未熟な高校時代に衝撃を受けたウィルソン・ピケットの
"ダンス天国" を聴いた時と、曲調ではなくトータルな印象でダブるところが多々ありました。
"Lazy dizzy daisy" は、パーカッシヴなワイルド・ロッキン R&B。v/a Sin Alley 収録のフリップサイド
"Rock everybody rock" は、ワイルドなブラック・ロッキン・ロカで、めちゃカッコいい!
Apr. 2004 monaural66
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v/a Sin Alley vol.4
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OTIS REDDING (The PINETOPPERS)
USA, Confederate/Orbit 7" (135) © 1960
USA, Bethlehem 7" (3083) © 1964
USA, King 7" (6149) © 1968
Italy, Polydor 7" (59179) © 1968
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Shout Bamalama
b/w Fat Gal |
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> Review
ビッグネーム オーティスがザ・パイントッパーズを率いて吹き込んだ唯一の音源で、オリジナルは1960年、通算2枚目のシングルです。
両面とも "ドック・オブ・ザ・ベイ" 他、彼の有名ソウルナンバーとはかけ離れたブラック・ロックンロール/ダーティ・ロッキン R&B スタイルの曲で、"シャウト・バマラマ" は、賑やかなパーティースタイルのブラック・ロックンロール、オーティスの黒く粘りつくシャウトが腰を刺激します。"ファット・ギャル" は、粘りつくように転がるミッド R&B ストンパーで、これまた、ひしゃげたシャウトに痺れまくり。
Apr. 2004 monaural66
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v/a Sin Alley vol.3
v/a Fat! Fat! Fat!
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The SOUL CLAN
USA, Atlantic 7" (2530) © 1968
Spain, Atlantic/Hispavox 7" (H-343) © 1968
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Reunion con Soul [Soul Meeting]
b/w Esto Es Lo Que Se Siente [That's How It Feels] |
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> Review
歴史を振り返るとスーパーグループって結構見掛け倒しって事多いですよね、と、こんなとこにも・・・しかし、見るからに暑苦しいジャケです。5人ものビッグなオーセンティック・ソウルシンガーがよってたかって自慢のディープ・ヴォイス・バトルを繰り広げる、想像するだけでこれまた暑苦しい、Slomon Burke, Arthur Conley, Don Covay, Ben E. King, Joe Tex 列挙したアーチストから連想されるのはオーソドックスな R&B ってとこじゃないでしょうか?何を隠そう僕はその口でした。
しかし、A面 "Soul meeting" に針を落とすと5人の激しいシャウトが飛び交いスピーカーをガンガン揺らす図太いフロア・ストンパーで、これがどうしてなかなかカッコいいんです。フリップサイドは、ご想像通りの暑〜いソウル・バラッドですが、なんてったってやはりそこはツワモノ揃いのスーパーグループ、本領発揮って感じでグッと来ます。
Apr. 2004 monaural66
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v/a ...
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