"Kingdom of the Netherlands"
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italian cute chick
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netherlands

p/s
De MASKERS [The Masks] / Sensations in Sound!
Holland, Artone LP (PDS 510) © 1966
33333333
Side One
1. As Long As I Have You (3)
2. Masters of War (3)
3. Living in the Past (1)
4. Angelique
5. Play the Game Now
6. Three's a Crowd (1)
Side Two
1. Baby Blue (2)
2. Love Passed by
3. Danny Boy (2)
4. Hodge Podge
5. What Price Fame
6. Kashbah
7. Turn of the Tide

> Info.

[45]
(1) Nl, Artone (OS 25.343), 1966 // Jpn, Union (US 208)
(2) Nl, Artone (OS 25.359), 1966
(3) Nl, Artone (OS 25.375), 1966

> Profile

> Ref.

> Review

1960年代初期に US 御存知グループのような仮面舞踏会風の変装ルックで、お気楽インストバンド Z.Z. en De Maskers として活動を始めた彼らも、やはり英国に侵略され、1965年にはビート色を強めたアルバムをリリース、そして、その後仮面を取り去り De Maskers として再始動する。そんな彼らの気持ちを表したナイスなジャケットのこの LP からシングルカットされた Ben E. King "Groovin'" が元ネタと思われる "Three's a crowd" は、当時 "群衆の中の3人" というショボイ邦題が付いた国内盤も出ており v/a Garage Punk Unknowns vol.3 にも収録された、ちょっとした有名曲。

ざっと内容を紹介すると、怪しくダッチ特有の愁いのあるジャジーなビート・ナンバー "As long as I have you" でスタートし、Bob Dylan "Masters of war" のカヴァーがあり、"Three's a Crowd" に並ぶパンク "Play the game"、そして、MG's系のヒップでジャジーなオルガン・インスト "Hodge podge" があるかと思えば "Kashbah" のようなラーガ調のインストもあり、最後は、湿っぽく愁いをたっぷり含んだバラッド・ビート "Turn on the tide" で締められている。

とにかく全体を通して言える事は、水準は軽くクリアしているソングライティングと、インスト・バンド時代に鍛えた演奏力を併せ持ち、バラエティに富んだ楽曲も、ダッチ・ガレージ特有の哀愁とちょっとジャジーなオルガンで、見事に統一感のあるアルバムに仕上げている。確かにパンクパンクしたアルバムじゃないけど、結構好きなアルバムです。

尚、1965/66年辺りには、Chubby Checker とのコラボレイションで3枚のシングルをリリース、変装ルックです。

May 2002 monaural66

v/a For Collectors Only...
v/a Garage Punk Unknowns vol.3
v/a Nederbeat Series (vol.1)
v/a Waterpipe & Dykes vol.1
v/a Let's Dig'em Up!!! (vol.1)
up
p/s
The OUTSIDERS
Holland, Relax LP (30.007) © 1967
Holland, Psuednium LP (***) © 2001
3333333333
Side One
1. Story 16
2. Tears Are Falling from My Eyes
3. Ain't Gonna Mis You
4. I Wish I Could
5. Afraid of the Dark
Side Two
1. Teach Me to Forget You (1)
2. Filthy Rich
3. I Would Love You
4. Don't You Cry
5. Won't You Listen
6. If You Don't Treat Me Right

> Info.

[45]
(1) Relax (45 048), 1967, + "Summer is here"

> Profile

From : Amsterdam, NL)
lineup : Wally Tax (vo), Ronnie 'Ron' Splinter (gr), Tom Krabbendam (gr), Albert 'Appie' Rammers (bs), Frank Beek (bs), Leendert Busch (ds)

R.I.P.

Wally Tax (Feb. 14, 1948 - Apr. 10, 2005)

> Ref.

・Unofficial website : (http://www.popfloor.com/outsider/)

> Review

メランコリックで美しく狂暴なサウンドと共に、国内外世代問わず未だに重症患者を出し続けるアトサイダーズの他に類を見ない一種独特な魅力を放つサウンドは、アジアン・テイストなマスクを持ち合わせた Wally Tax の生い立ちと密接にリンクしている。

首都アムステルダム出身の父親とロシアン・ジプシーの母親の間に生まれ、父親の影響からは、Alan Lomax によって1940年代頃から始められたフィールド・レコーディング物(ハラー、ワークソング〜カントリー・ブルーズ)から R&R, R&B に至るまでのアメリカン・ミュージック、もちろん母国周辺のヨーロッパ物も、更に母親のバック・グラウンドであるロシアン・ミュージックなどと、かなり恵まれた音楽環境で育ち、既に8歳の頃から何らかの音楽的パフォーマンスを始めていたらしく、12歳の頃既に (Danny Raven &) The Outsiders というグループにギターとして参加している・・・ どんなサウンドだったかは定かではないが、音楽的に早熟だった事は紛れもない事実。そして、その頃特にロバート・ジョンスンなどのデルタ・ブルーズ、ダイナミックなボトルネック奏者エルモア・ジェイムス、そしてプラグド・ハープの創始者リトル・ウォルター等がフェイバリットだったようで、これらがそのまま初期ジ・アウトサイダーズへと引き継がれて行き、この様な雑多な魅力に溢れたサウンドが生まれた訳だ・・・ なんとなく納得。

そしてジ・アウトサイダーズの原型は、先のグループ内で知り合ったギターの Ronald Sprinter と共に12歳の頃には出来上がっていたようで、その後メンバーを集め、1965年に "You mistreat me / Sun's going down" でシングルデビューを果たし、1967年のファーストアルバムリリースまでに計5枚のシングルをリリースしている。

さて、このアルバムはライヴとスタジオ音源が片面ずつ収録されているが、当時あまりの熱狂振りにしばしば暴動が起き、中断を余儀なくされたというA面のライヴ音源が特に聴き物だ。

何度聴いても背筋がゾクゾクするそのオープニングを飾る "Story 16" と題された#は、アシッドにブルージーに反復されるビートと、ウォリー・タックスの熱くクールなシャウト、そして呪術的なブルーズハープに身を委ねているとマインド・コントロールに掛けられたかの如く、彼が教祖様に思えるような一種異様な狂気がじわじわ浸透し、中間部からエンディングへ向かい加速するビートのなかでクールに悶え狂う彼と、オーディエンスの陶酔しきった失神寸前の叫びは、聴く者の精神状態を一気に掻き乱す非常にシュールな魅力溢れるサウンドだ。弾き語り風アコースティック・ブルーズな雰囲気で始まる "I wish I could" は、途中徐々にベース、ドラムが入ってきてなんだか心温まるメロと疾走感が気持ちいい曲だが、その疾走感がブルーズハープ・ソロと同時に突風に変わる、この最大瞬間風速100万Mの突風と共にアドレナリンも一気に放出!凄すぎる。更に、A面ラストの "Afraid of the dark" で、前触れなしの嵐が吹き荒れるエンディングは圧巻。

ウォリー・タックスばかりを評価してるようだが、ギターのロン・スプリンター、そしてリズム隊もそれぞれ他では味わえない自由で独創的なサウンドを生み出している。"Filthy rich" でのギターソロの濁った音とフレーズはとても印象的だし、同曲の歯切れいい硬質なギターカッティングや、"Don't you cry" で掻き毟られるギターサウンドは彼らの特徴の1つだ。変幻自在のドラムも凄いし、よくこんなメンツが集まったもんだ。

彼らの自由奔放な曲作りから主にブルーズの影響が伺えるが、彼らならではのセンスの前に、こんな影響云々の能書きは意味なしだ。とにかくこんなバックの支えもあってこそのジ・アウトサイダーズだが、やはりウォリー・タックスは唯一無二の素晴らしいソングライターでありシンガーでありパフォーマーだ。

蛇足1: 日本中に "カリスマ" という言葉が氾濫している昨今ですが、本来は彼のような存在に対して使われるべき極めて使用頻度の低い稀な言葉だという事を再認識してもらいたいものです。

蛇足2: プリティーズのオランダツアーで知り合ったウォリー・タックスとフィル・メイは未だに親交を深めている仲らしい・・・なんという超豪華な友人関係・・・。

Nov. 2002 monaural66

v/a Outsiders or Insiders
v/a For Collectors Only...
v/a Pebbles vol.15, 18, 23, 25
v/a Flight to Lowlands' Paradise pt.2
v/a Searchin' in the Wilderness
v/a Infernal World vol.1
v/a Nederbeat Series vol.1
up
p/s

Nl issue

The PHANTOMS
Holland, Dureco LP (51.036) © 1966
Germany?, Metronome LP (HLP 10.057) © 1966
33333333
Side One
1. Tormented (1,2,3)
2. A Brand New Cadillac
3. Hang on Sloopy [My girl sloopy]
4. Questions
5. International Language
6. Let Them Talk
Side Two
1. Someday I'm Somebody (2)
2. A Well Respected Man (1)
3. The Idiot
4. It's a Lie
5. She Belongs to Me
6. Roadrunner

> Info.

[45]
(1) Omega (35 463), 1965
(2) Omega (35 777), 1967

[EP]
(3) Pink Elephant (22.056-G), + "I'll go crazy / I dream of you"

Line-Up
・1962~ : (The Phantoms?)
Ad van der Ven (gr), Roald van der Horst (gr), Fred Gundlach (ds)
・1962~ : The Phantoms
Martien van Rooy (vo), Ad van der Ven (gt), Roald van der Horst (gt), Wally Soute (bs), Fred Gundlach (ds)
・1966~ : The Phantoms
Martien van Rooy (vo), Ad van der Ven (gr), Hans Sanders (gr), Wally Soute (bs), Fred Gundlach (ds)
・1966~ : The Phantoms
Martien van Rooy (vo), Ad van der Ven (gr), Francois Buurmeyer (gr), Wally Soute (bs), Fred Gundlach (ds)
・1968~ : The Phantoms (~'69)
Martien van Rooy (vo), Ad van der Ven (gr), Wally Soute (gr), Paul Reekers (bs), Fred Gundlach (ds)

> Profile

> Ref.

・'The Phantoms' website (p) Wim van der Mark, Eindhovens, Nl

> Review

v/a Trans World Punk での暴れん坊ぶりが印象深いオランダのパンクグループ、ザ・ファントムズ。1965年に "Jack the ripper" でシングルデビューして以来約2,3年間の活動で、少なくともシングル6枚とEP1枚、そしてこの1966年にリリースされた唯一のアルバムを残している。

彼らの音源は、ペブルス他の編集盤で耳に出来るけど、やはりトランスワールドパンク・コンピに収録された Bo Diddley "Roadrunner" のカヴァーが突出した出来、というかインパクトあり過ぎ。ここでの彼らがあまりに激しく暴れ回っている為、これを期待しながらこのアルバムに針を落とすとちょっと肩透かしを食らうけど、このイメージを払拭すれば意外と粒揃いの曲が並んでるんでかなり楽しめます。

オープニングは、サードシングルにもなったマージービート・マナーのマイナーキー・フォークパンク "Tormented"、心を揺さぶるメロディに殺られます。Vince Taylor "Brand new cadillac", Vibrations "My girl sloopy" のカヴァーは、ゆったりもったり。Solomon Burke "Everybody needs somebody to love" のリメイク R&B パンク "Questions" は、ヴォーカルの狂暴な吠えっぷりがなかなか。"Int'l language" は、ダッチ・アウトサイダーズを髣髴とさせる美しいバラッドパンク。A面ラスト "Let them talk" は、Beatles "She's a woman" と Otis Redding "Pain in my heart" を強引にミックスしてオリジナルのメロをトッピングした、ノヴェルティ色濃厚な軽快で楽しいミッドテンポの R&B パンクな仕上がり。

B面オープニングは、Pretty Things でおなじみ J.J. Jackson "Come see me" のカヴァーか?と、思わせぶりなイントロで始まるオリジナル R&B パンク "Somebody I'm somebody"。Kinks "Well respected man" を無難にこなしつつ、"Idiot" のカヴァーは、シャキシャキしたヴォーカルが笑顔を誘う。"It's a lie" は、初期マージーな肌触りのビートパンクで、このアルバム中一番好きな曲だけどこれってカヴァーなのかな?そして、Bob Dylan "She Belongs to me" を挟んで、ラストは、問題のアグリーでクレイジーな Bo Diddley "Road runner"、この狂暴な暴れっぷりはいつ聴いても笑えます。

May 2002 monaural66

v/a Pebbles vol.15, 18, 23, 25
v/a Trans-World Punk Rave-Up! (vol.1)
v/a Beat Express vol.1
up
p/s
The SCORPIONS / Hello Josephine
Holland, CNR LP (GA 5000) © 1965
33333333
Side One
1. Hello Josephine
[My girl Josephine] (5)
2. Johnny B. Goode (4)
3. Keep A-Knockin' (4)
4. Some Other Guy (2)
5. Just One Look (2)
6. Just Like Me (5)
Side Two
1. Ann-Louise (6)
2. Bye Bye Johnny (1)
3. Rip It Up (1)
4. What Did I Say [What'd I say] (3)
5. Not Fade Away (3)
6. Baby Back Now (6)

> Info.

[45]
(1) CNR (UH 9715), 1964
(2) CNR (UH 9722), 1964
(3) CNR (UH 9723), 1964
(4) CNR (UH 9725), 1964
(5) CNR (UH 9729), 1964
(6) CNR (UH 9740), 1965

> Profile

> Ref.

> Review

1961年本国 UK で2枚の7インチをリリースするも泣かず飛ばず、本国に見切りをつけ1964年にオランダへ渡り成功を収めたグループ、渡蘭後の第一弾シングル "Bye bye Johnny / Rip it up" から、グループ名のサソリの様に刺々しく毒を持ったサウンドを武器に、翌年の本作リリースにこぎつける。

スコーピオンズと聴いてまず脳裏をよぎるのが v/a Trans-World Punk Rave-Up vol.1 に収録され、もちろん本作にも収録されてる Coasters "Just like me" を、ものの見事に切り刻んだ耳をつんざくあのヴァージョンだ。ここに収録された R&R を中心とした R&B /Beat のカバー群は、Fats Domino-via-Jerry Lee Lewis "Hello Josephine", Chuck Berry "Bye bye Johnny / Jonny B. Goode", Little Richard "Keep a knokin' / Rip it up" etc. で、終始スピード感あふれるタイトなサウンドと、声を絞り出すようにシャウトし続けるハイテンションなヴォーカルによって、これらの原曲が見事に粉砕されていく気持ちよさが味わえる。そして、唯一オリジナルで、この中では異色のオルガンがフィーチャーされた "Baby back now" は、ブルーズハープもいいアクセントになっている心地よいフリークビートナンバー。

それから、1967年にシングル・リリースされた "Too many lovers" は、ダッチ・フリークで知られる元クロウダディーズのマイク・スタックスが在籍した Tell-Tale Hearts がカバーしたことでも有名で、郷愁を誘い夢見心地にさせてくれるソフトな名作フリーク・バラッドビートです。

May 2002 monaural66

v/a Trans-World Punk Rave-Up! (vol.1)
v/a Infernal World vol.1
v/a Nederbeat Series second chance
v/a Let's Dig'em Up
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