"Trans-World part 2"
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starclub

germany

p/s
The BOOTS / Live '65
Germany, Merseysides Greatest 7" (MGBOX 901005) © 1989
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Gloria
b/w In the Midnight Hour

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> Profile

From : Berlin, (West) Germany | Act : GER / den Haag (Hague), NL
Area : West-side of the former-Berlin wall in the middle of former-East GER
Period : 1964 ~ 1969 (incl. amateur era)
Debut : 1965, "Spoonful / Crazy enough for me", official live recordings for Telefunken label sampler v/a LP 'Live at the Liverpool Hoop vol.1' (SLE 14 395-P).

Main Crew

Werner Krabbe (b. Feb 20, 1944)
Jörg 'Jockel' Schulte-Eckel (b. Dec 18, 1945)
Ulli Grun (b. Jan 26, 1945)
Bob Bresser* (b. Jan 6, 1944, NL)
Heinz Hoff (Dec 16, 1943)

(more info.)

> Ref.

・Official website : (http://www.theboots.de/)

> Review

ドイツ、ベルリン出身で1964年に4人組としてスタートし1965年早々ベースをダッチ・インドネシアン JeckllsBob に、ヴォーカルを地元ライバル・バンド Hound DogsWerner に、そして同ライバル・バンドで時折リズムギターを弾いてた Ulli がオルガンとして加入し、ここにウルトラ・ファイヴ・ピース・R&B・パンクバンド The Boots 誕生と相成った訳です。

収録曲2曲の出所ですが、当時のドイツのスタジオライヴ番組 'Beat Club' 出演時のレアなライヴ音源からのもので、「ライヴ'65」 となってますが、実際当時の出演プログラムを調べた所、1966年2月12日出演分の音源だと思われます。因みに、彼ら所属の Telefunken レーベルサンプラー v/a Live at the Liverpool Hoop vol.2 にも同曲のライヴ音源が収録されてますが違う音源です。

さて、針を溝に落とした瞬間から男気とゲルマン魂で調理された Them "Gloria" が、厳つい岩となって違和感たっぷりにゴロゴロ転がり始め、デビューシングル盤でのスタジオテイクとほぼ同じアレンジながらライヴのプリミティブなラフさが魅力的。アルバム未収録 Wilson Pickett "In the midnight hour" も、ザ・ブーツのラフでゴツゴツした魅力が堪能できるいいヴァージョンです。

May 2002 monaural66

v/a Boom Boom
up
p/s
CASEY JONES and The GOVERNORS
Germany, Golden 12 7" (G12/35) © 1965
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Jack the Ripper
b/w So Long Baby

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いつかのクリスマスにドイツでレコード店を営むヴォルフガングからプレゼントされた彼らのベスト CD で初めて彼らに触れたが、その真摯で正統的ながら適度なラフさとノヴェルティ・タッチなマキシマム R&B サウンドはとても魅力的だ。

Casey Jones はリバプール出身で、彼の活動歴は意外と古く1958年に Cass & The Casanovas として音楽活動をスタートさせ、その後彼を中心に Engineers を結成し Casey Jones & his Engineers 名義で1965年に7インチ1枚をリリース後ドイツへ渡り Bellaphon lbl. から2枚リリース後 Golden 12 lbl. 移籍と共に Casey Jones & The Governors へ改名。その後少なくとも1969年までの活動が確認出来、かなり息が長かった人気者だったようだ。

彼らがカヴァーしてる "Jack the ripper" は、Screamin' Lord Sutch ヴァージョンで、これがまたいいんだ、金切り声で始まるのはまあどれも同じだけど、のらりくらりとミッドテンポでノヴェルティ色濃厚に切り裂きジャックをパーティー・タッチで楽しく演出してて、アレンジセンスも抜群で気持ちよ〜く踊れるんです。"So long baby" はリズム&ブルーズ・ビートバラッド。

May 2002 monaural66

v/a Electrick Loosers (vol.1/CD)
up
p/s
The KINGBEATS
Germany, CBS 7" (2134) © 1965
454545
Archibald II
b/w Hear What I Say

> Info.

> Profile

From : Frankfurt, Germany
Area : Southern part in the middle of ex-West Germany.
Period : 1961 ~ 1966
Debut : 1965, CBS 45 (2134)

Line-up
・1961 ~ : The Rockets
Richard Ungerath (bs, vo), Elmar Marz (pno, bs, vo), Ehrhard Marz (gr, vo), Rainer Marz (gr, vo)
・1962 ~ :
Joachim Franz
・1963 ~ : Billy Sandlin (and The Strangers)
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・1964 ~ : die Raketen The Strangers
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・1965 ~ : Robert Williams & The Strangers
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・1965 ~ : The Kingbeats / The King-Beats / Malepartus II
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・1966 ~ : The Ad-Libs / Ad-Libs + Antonius / The Richard-Brothers
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> Ref.

・'Shakin' All Over' book (p) High Castle, Germany

> Review

これはドイツのノヴェルティ・パンク・グループ Kingbeats のデビューシングルで、彼らは3枚のシングルをリリースしているが、今年編集されたドイツのノヴェルティでプリガレージ的サウンドを集めた v/a Beat Parade に収録された彼らの2枚目のシングル曲 "Too much language bussiness" が最高に楽しいパーティ・パンク・ナンバーなんだけど、残念ながら7"持ってないのでこれを紹介します。

"Archibald II" は、カズーも飛び出すノヴェルティ・ナンバーで、彼ららしいおふざけマージービート・サウンド。"Hear what I say" は、ヴォーカルがヴァン・モリスンかエリック・バードンかと言うぐらい無理矢理低音の魅力を振りまくマイナー・キー・バラッド・パンク、ペブルスにも収録されてます。

May 2002 monaural66

v/a Pebbles vol.24
v/a Prae kraut Pandaemonium vol.3
v/a Electrick Loosers vol.2 (CD)
v/a Beat Parade
up
p/s
MALEPARTUS II
Germany, Telefunken 7" (U 55949) © 1966
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Lisbeth
b/w Ich Glaab', die Hole Mich ab, Ha-Haaa!

> Info.

> Profile

From : Frankfurt, Germany
Area : Southern part in the middle of ex-West Germany.
Period : around 1966
Debut : 1966, Telefunken 45 (U 55949)

Note

Malepartus II is the camouflage novelty beat band by The King-Beats

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> Review

King-Beats の覆面バンド、主にキングビーツのノヴェルティ部分を抽出し発展させた Malepartus II 名義の何枚目なんでしょうか?とにかく楽しいシングルです。

A面の Troggs "Wild thing" ドイツ語カヴァー "Lisbeth" は、v/a Too Much Monkey Business vol.1 に収録されたあのキラびやかでサイケでエクセントリックなヴァージョンではなく、v/a Prae Kraut Pandaemonium vol.2 収録の、シンプルなアレンジながらのほほんとした彼らの味が滲み出ててるヴァージョンの方です。B面は変態 Napoleon XIV の異色ヒット作で、当時ここ日本でも "狂ったナポレオン" という邦題でリリースされた "They're coming to take me away" のドイツ語版で、只でさえノヴェルティ色濃厚な曲が輪をかけて悪のりノベルティ・パンクと化してます。

尚去年だったか?ナポレオン14世のカヴァーや "They're comin' ~" の類似(パ○リ)曲のみを編集した v/a Napoleon Complex という CD がリリースされており、まだ未聴ですが彼らも収録されてる模様。

May 2002 monaural66

v/a Prae Kraut Pandaemonium vol.1
v/a Prae Kraut Pandaemonium vol.2
v/a Too Much Monkey Business vol.1
up
p/s
Die SWEETLES
Germany, Polydor 7" (52 329) © 1963
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Ich wünsch' mir zum geburtstag einen Beatle
b/w Die Schule ist aus

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ジャケがステキ、、v/a Girls in the Garage vol.8 のフロントにもなってます。彼女らは1963年にこのシングル1枚と翌年もう1枚のシングルをリリース後消えてしまったようですが、願わくば1965/66年の彼女らのサウンドも聴いてみたかった。それにしてもこのバンド名とジャケ写がほんとステキです。

曲は両面ともポップなビートサウンドで、A面は Rivingtons "Papa oom mow mow" を取り込んだ元気なポップビート#で、先に挙げたコンピに収録されてる曲です。B面は、イントロがまんま Birds "You're on my mind" で、当然時代的に見てパクリではないんだけど恐ろしいほど同じリフです、ザ・バーズがパクッたのか?他にこのリフの曲があったのか?その辺はわかんないけど、リフで "You're on my mind" を期待してしまい、歌に入った時初めはガクッって感じだったけど、これも又元気なポップビート・ナンバーで、ビートの効いた1950sガールズ・ポップス・サウンドと、またメロが良かったりするんでいつしか心奪われてしまいました。また、この曲ではビートルズがどうのこうのって歌ってるみたいだけど両面ともドイツ語の為、何歌ってるかは不明。

Feb. 2003 monaural66

v/a Girls in the Garage vol.8
up

switzerland

p/s

reguler sleeve issue

pic.

promotional cardboard sleeve issue made first 65 copies only.

The MODS
Switzerland, Feathered Apple 7" (FA-6500) © 2000
45454545
All the Day
b/w Long Tall Sally

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スイスのキンクス好きなオブスキュア・ビート・パンク・グループ ザ・モッズの未発表を含む2曲入りオフィシャル再発シングルで、1965年にリリースされた "All the day" は、ヨーロピアン・ビートの好編集盤 v/a At the Club でもオープニングにフィーチャーされており、Chuck Berry "Brown eyed handsame man" をベースにしたビートパンク、オランダの Fab を思い起こさせる小刻みに震える高速ティーン・ビートパンクなアレンジがいかしてます。未発表の Little Richard "Long tall Sally" のカヴァーも小刻みに刻まれるビートからティーンのほとばしる情熱が溢れ出す好演。

彼らはスイスの有名なコンピ v/a The Beat-Bomb で2曲もフィーチャーされてるにもかからず、なぜかスイスビートの歴史本からも外れるほど超オブスキュアなグループらしく、その点からも結構貴重な音源です。

蛇足:画像2枚目は、プロモ用に配布された65枚限定のモノクロ厚紙ジャケ仕様なんだけど、どれほどの価値があるのか、ないのか。

May 2002 monaural66

v/a At the Club
up
p/s
The SLAVES
Switzerland, Philips 7" (339416 PF) © 1966
Switzerland, Philips 7" (339416 PF) © 1990s
4545454545
Panic
b/w Get Out of My Way

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iii BEAT FROM HELL !!!

Creationのベーシスト、Bob Garner も一時在籍していたスイス / オーストリア・ベースのモンスター・フリークパンクバンド ザ・スレイヴス!彼らの公式音源は、1966年にスイスでリリースされた3枚の7インチしかないものの強烈な個性を放つサウンドと興味深いエピソードの数々で、その知名度は当時から現在に至るまで確固たるものがあり、特集組みたい程だけど残念ながらそこまでネタがないのでネタが入ったら是非。

彼らの代表曲はなんといっても "Slave time" だが、セカンドシングルのこれら2曲もキラー!"Panic" は、タイトル通りまさに混乱状態を描いた強力フリークビートパンク。"Get out of my way" は、分厚いギターがボ・ディドリーのジャングリーなリフを掻きむしり続ける強烈フリークアウト・パンク・ナンバー!

1966年と言えば、もちろんまだジミヘンのデビュー前だが、ツインギターの片割れ Charlie Ratzer は、ガレージパンク/フリークビート界のジミヘンといっても差し支えないほど分厚く歪んだ強力なプレイを聴かせる。更にそんな彼は、16歳にして読み書きも出来ないジプシーな生活を続けていたと言うからホント興味は尽きない。その後の彼はどんな人生を送っているのだろうか?ご存命か?ジャケでは確認し辛いが階段に座ってる奴がその彼です。

May 2002 monaural66

v/a Pebbles vol.18, 27
v/a Prae Kraut Pandaemonium vol.4, 8
v/a Exploiting Plastic Inevitable lesson:2
v/a Elextric Loosers vol.2 (CD)
up

sweden

p/s
The SHAMROCKS
Japan, Polydor/Grammophon 7" (DP-1534) © 1967
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ラ・ラ・ラ [La La La]
b/w そして君を [And I Need You]

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当時なぜかスウェーデンのレコードって日本国内盤が多いんですよね、そのうちの特に気に入ってる中の1枚です。彼らの本国スウェーデンで4枚目、日本では2枚目のシングルにあたり、本国では1964年から68年まで10枚のシングルリリースと少なくとも1枚のアルバムをリリースしていた結構人気者。

タイトルナンバー "ラ・ラ・ラ" は、当時ヨーロッパで大ヒットし、南米他世界的に結構カヴァーされてるけど、今のところ彼らのヴァージョンが一番カッコ良いです。で、ここ日本でも彼らの影響でザ・ワイルド・ワンズ他 G.S. ではもちろん、その後も結構カヴァーが多い人気曲、でも個人的にこの曲の大半のヴァージョンにはそそられないんだけど、彼らのヴァージョンはじわじわ攻め立てるテンポといい、オルガンとギターとの絶妙な絡みといい、粘りつくスナッティなヴォーカルといい、何度聴いても飽きないしとにかくカッコいい!B面の "And I need you(そして君を)" は、マージービート仕立てのバラッドビートで、A面とは対極をなすサウンドスタイルながらこれもまたいい曲です。

Feb. 2003 monaural66

v/a ...
up
p/s
TAGES
Sweden, Platina 7" (PA 109) © 1965
4545454545
Bloodhound
b/w Whatcha Gonna Do about It

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彼らの5枚目に当たるシングルはパンク R&B の2サイダーだ。ファースト・アルバムにも収録された1曲目のホワイト・トラッシュ・ブルーズ・パンカー、Larry Bright の名曲 "Bloodhound" のカヴァーは、Downliners Sect によって広められ(たであろう)現在でもカヴァーされ続けてる個人的にも大好きな曲で、彼らのヴァージョンはセクトと大差ないものの敢えて違いを挙げると、セクトはノヴェルティに、彼らはシリアスに、って感じだろうか。アルバム未収録のB面 "Wha'cha gonna do about it" のカヴァーは、もうこんなヴァージョン他で聴いた事ないほどスローでサヴェージ!じわりじわりと侵食され癖になるアレンジに殺られます。

(蛇足) : テキサス、オースチンのトラッシュ・パンクバンド Cryin' Out Louds ヴァージョンの "Bloodhound" は超痛快!

May 2002 monaural66

v/a Pebbles vol.18, 20
v/a Searchin' for Shakes (CD)
up
p/s
The ZETTLERS
Sweden, 7" (***) © 1965
Sweden, Garageland 7" (BF 601) © 1983
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Skinnie Minnie
b/w Beautiful Delilah

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> Review

彼らについての唯一の手がかりである裏ジャケのライナーがスウェーデン語である為、全く何もつかめない。しかしここに収録された2曲のカヴァーはハイパーで踊れて DJ でも大活躍!

A面の Bill Haley & his Comets "Skinnie minnie" は、ヘヴィーボトムなパンク・リズム&ブルーズへと変貌を遂げ、ハンズ・クラップも超気持ちいい。そして Chuck Berry "Beautiful Delilah" は、ハイテンションで畳み掛ける威圧感が素晴らしく、超ハイパー・パンク・ヴァージョンに仕上げられており、はっきり言ってキンクスを超えてます!

May 2002 monaural66

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