Fifa World Cup GERMANY 2006

ツイスト de キーック! June 9th 2006
~ July 9th 2006

Last updated : July 10, 2006
10:00, Japan time
(Germany time + 7h)

Report

(All the text by monaural66)

Final Tornament (Stage Two)

7-10(mon)

【Final Match】
イタリア(Ita) vs. フランス(Fra)

7-09(sun), Ita 1 (5 pk 3) 1 Fra, Berlin

ITA
前半23分:Marco Materazzi マルコ・マテラッツィ DF

FRA
前半10分:Zinedine Zidane ジネディーヌ・ジダン MF

〔決勝〕 立ち上がりからアンリの脳震盪騒動など、激しい攻防に加えピッチ上がばたばたする中、イタリアのペナルティエリア内でマルーダがシュミレーション臭いファウルでPKぇ〜?何だか準決勝対ポルトガル戦の再現でも見てるような。しかし、イタリアが意外と早い時間帯に長身マテラッツィのヘディングシュートで振り出しに戻し、その後激しい攻防は続くものの立ち上がりからのばたばたは姿を消し、両チーム本来のディフェンスの堅さが際立ちゲーム自体は落ち着きを取り戻した。

結局ドローのままPK戦まで行き、イタリアが今大会を制す、が、なぜだ?何があった?ジダン・・・

7-09(sun)

【3rd Place Match】
ドイツ(Ger) vs. ポルトガル(Por)

7-08(sat), Ger - Por, Stuttgart

GER
後半11分:Bastian Schweinsteiger バスティアン・シュバインシュタイガー MF
後半15分:Petit ペティート MF (own goal)
後半32分:Bastian Schweinsteiger バスティアン・シュバインシュタイガー MF

POR
後半42分:Nuno Gomes ヌーノ・ゴメス FW

〔3位決定戦〕 どちらも前試合準決勝でPK戦まで行って敗退後、中3日のドイツと中2日のポルトガルによる3位決定戦。

体力の回復具合、完全ホームと完全アウェーというシチュエーションを鑑みてのモチベーション等々に加え、準決勝までベンチ保温に甘んじてたオリバー・カーンが今大会初スタメンでピッチに立つ事で更に意気も上がるドイツが、やはりどう見ても優勢の中、やはり3-1で勝利を収め2006年自国開催のメンツを保ち見事3位を確定させた。

しかし、出場機会が全くないまま大会を過ごしながら、試合後、今季を以って現役引退を表明したカーンの今だ衰えぬ存在感以上に、試合感への不安を全く感じさせなかった動き、反応は、ほんと素晴らしかった。一方、グループリーグ初戦から今大会通して全世界のファンに素晴らしいパフォーマンスを披露し続けてくれた、カーンやジダンと同じく代表引退を表明しているルイス・フィーゴにとっては、決勝トーナメントへ進んだものの花道を勝利で飾れなかったという若干の悔いは残るだろうけど、とにかくいちサッカーファンとして感謝と労いの言葉を送りたい。

いや〜、残るは決勝一試合・・・いやいや何とも・・・。

7-05(wed)

【Semi Final】
ポルトガル(Por) vs. フランス(Fra)

7-05(wed), Por 0-1 Fra, Munich

FRA
前半33分:Zinedine Zidane ジネディーヌ・ジダン MF

〔準決勝〕 フランス、'98年快進撃を見せW杯を獲得した自国開催以来の決勝進出!おめでとう!とは言うものの、昨日もそうだけど、ここまで勝ち上がってきたチーム同士の試合、ほんと内容もいいんで今日敗退したポルトガルにしても残念、ほんと残念。もう白黒つけなくていいじゃん、4強全て優勝でいいじゃん、って・・・そこは勝負事だから。

いや、とにかくこのカードは立ち上がりから目が離せない試合展開で、ほんと予想以上にめちゃ楽しめたいい試合だった。両チームともに守りが堅くパス回しが巧いから、遠目で見れば丁度バレーボールのラリーでも見てるようなワクワク感が、更にそこへ加わるドリブラーのトリッキー且つイマジネイティヴなパスが意表を突くスリリングなアクセントを添えるという、こういうサッカーはほんと面白い。

だからこそ、願わくばこの様な試合での得点シーンは全てCKやFKのセットプレーを含む流れの中からってのが理想だけど、この試合唯一の得点はジダンが決めたPK。あの場面、アンリのあのフェイントに思わず足が出てしまったカルバーリョは責められないし、ジダン対リカルドのPK対決も見応えあったから、まぁ、其れは其れ此れは此れとして・・・
 試合の全体像としては、準々決フランスが先制してブラジルの攻撃を防ぎ切り勝利したあのカードそのもの、でも内容は断然今日の方がワクワクしてスリリングで楽しかったけど・・・

立ち上がり、ポルトガルの決定的なあのゴール決定機、バルデスが弾いたデコのシュートのこぼれ球にパウレタがあと一歩早く詰めてたら・・・
 クリスチアーノ・ロナウドのあの強烈な無回転FK、バルデスが真正面にも関わらず変化するボールの軌道を読みきれず、辛うじてバレーボールで言うところのホールディング気味のレシーブスタイルで弾いたあの絶好の浮き球に、これまた真正面だったにも関わらずコントロールし切れず枠を外したフィーゴのヘディングが決まってたら・・・
 ポルトガルが猛攻を仕掛ける場面が多々あったから、その何れかで1点でも奪えてたら・・・

とにかく、「たられば」を並べ立てたくなるほど、敗退は喫したもののポルトガルはいいパフォーマンスを見せてくれた、ほんと。

それにしても、フランスは堅い、巧い、そして渋い。あの先制後、遠写しになったフランス陣内隙なく埋め尽くされた白いユニフォームの守備陣形、正直、アレ見た時ポルトガル厳しいか?って思ったぐらいで。それに、特にジダンのパフォーマンスは、勝ち上がる毎に燻し銀の輝きが増しどんどん彼の重要性が浮き彫りになる一方で。

これで、ポルトガルは開催国ドイツと3位決定戦へ、そして、フランスはイタリアとの決勝戦に挑む!あと2試合、泣いても笑っても2006W杯ドイツ大会は残すところあと僅か2試合!

7-05(wed)

【Semi Final】
ドイツ(Ger) vs. イタリー(Ita)

7-04(tue), Ger 0 (0延長2) 0 Ita, Dourtmunt

ITA
延長後半14分:Fabio Grosso ファビオ・グロッソ DF
延長後半16分:Alessandro Del Piero アレッサンドロ・デル・ピエロ FW

〔準決勝〕 1stハーフは、様子見の立ち上がりから、徐々にイタリアがリズムを掴みイタリアがいい場面を作る機会が多く見られ、逆に2ndハーフは若干ドイツがいい形を作る場面が多かったものの、両チームともゴールを割るには至らずスコアレスのまま延長へ。
 90分で決着がつかなかった時点で、消耗戦に持ち込まれたらホスト国の勢いと若さでドイツ優勢かと思われたものの、なんと、イタリアが勝利をもぎ取り決勝進出!!!一方、惜敗のホスト国ドイツは3位決定戦へ廻る事に。

・・・延長戦、立ち上がり立て続けにイタリアが決定機を迎えるも、何れのシュートもポストとバーに阻まれ、その後は延長後半中頃まで、概ねドイツが押す形が多く見られた。しかし、PK戦が近づくにつれ両チームともカウンター攻撃に対するディフェンスに穴が目立つようになり、特にイタリアの消耗が目立った為ドイツのゴールが近づいたかと思われた延長後半13分頃だったか? 

イタリアのカウンターから、ピルロの枠を捉えたミドルシュートを鉄壁GKレーマンがスーパーセーブで凌ぐも、弾かれたボールはゴールラインを割りイタリアのコーナーキックに。
 延長1stハーフ後半から途中出場のデルピエロがそのCKをゴール前へ入れ、ペナルティエリア手前中央付近でこぼれ球を拾ったピルロがシュートコースを探しながら右へ流れる中、ペナルティエリア内右側でフリーになってたグロッソへスルーパスを通し、グロッソが左足インサイドに掛けて曲げたワンタッチトシュートがファーのマウス内サイドネットを揺らし待望の先制ゴール!!!延長後半15分という願ってもない時間帯にとうとうイタリアが均衡を破る!!!

一方、とんでもない時間に1点ビハインドと追い込まれたドイツは、とにかく前掛かりにならざるを得ずイタリア陣内へ攻め込むも、逆にカウンターからデルピエロにとどめの2点目を奪われ、オープニングから大会を大いに盛り上げ続けたホスト国ドイツがこの準決勝で惜しくも敗れ去る!
 ドイツはこの試合、中盤の要フリンクスを欠く布陣で臨まざるを得ず、また、フリンクス欠場が決まったのが試合前日、オープニングから重要な仕事をしてきた中盤の要だっただけにドイツにとっては大きな痛手だったろうけど、暴力行為が発覚したんではしょうがない。
 決勝進出、そして優勝の芽もあり、ホスト国という立場にもあったドイツの落胆振りは察するに余りあるけど、是非、3位決定戦での健闘を祈りたい。

しかしな〜、試合が終わったのが日本時間で6時40分ごろだったか、イタリア勝利の余韻に浸ってる中、W杯放送終了と同時に飛び込んできたのは、北○鮮のミサイル発射というニュース・・・更に、この事態の中、南も竹島付近の排他的経済水域内で海洋調査船を航行させ日本の海上保安庁の巡視艇が対応にあたっているという、、、全く、北も南もイタリア勝利のひいてはW杯のムードをぶち壊しやがって!この罪は余りにも深すぎるぞ。
 盧さんよぉ、太陽政策だか何だかでアンタが北を甘やかすからこんな悪戯しでかすって事ぐらい判んないのか?で、金さんよぉ、あんたサッカー好きなんだろ?だったらW杯期間中ぐらい試合観戦しながら大人しくしとれや、ったく。

あ〜、チャンネル捻ればどこも北関連ニュース一色、イタリアが'94年アメリカ大会以来の決勝へ進む事になったこの個人的祝賀ムードが台無しだ。
 ま、それはそれとして、決勝は、イタリアvs.フランスかな?それとも、vs.ポルトガルかな? どちらかと言えば、対ポルトガルも捨てがたいけど、やっぱ対フランス実現に一票だなぁ。。。とにかく、明朝の準決勝カードも楽しみだ。

7-02(sun)

【Quarter Final】
ブラジル(Bra) vs. フランス(Fra)

7-01, Bra (0-1) Fra, Frankfurt

FRA
後半12分:Thierry Henry ティエリィ・アンリ FW

〔準々決勝〕 いや〜、準々決勝でこのどちらかが姿を消すのはほんと勿体無い事だけど、ブラジルが8年前フランス大会決勝時の雪辱を果たせずまたもフランスに完封負け!を喫すとは・・・。

ドローで終えた1stハーフは、イングランドva.ポルトガル戦途中から熟睡に入ったまま途中まで見逃し、起きたのは1stハーフ30分過ぎだったかな?そして迎えた2ndハーフは、立ち上がりから集中力を欠き冷やっとする場面をなんとか凌ぐも、12分フランスがペナルティエリア手前左サイドで得たFKをジダンがクロス気味にファーへ蹴り込み、完全フリーで走り込んだアンリが右足で合わせフランスが先制!

こんな大切な試合で見せた、あの時間帯のブラジルらしからぬ不用意な集中力の欠如は、悔やんでも悔やみきれないだろうなぁ、一方そこを見逃さず確実に仕留めたフランスは、流石。

ここから前掛かりに攻めるしかなくなったブラジルは、30分頃ツートップの2人は残しカカをロビーニョへ代え、より攻撃的な布陣で臨んだものの、攻撃には焦りが見えるばかりで怖さが全く感じられず、結局、分厚いフランス最終ラインを崩しきれず、終了間際ロナウドがペナルティエリア手前ほぼ正面でシュミレーションすれすれのファウルをもぎ取るも、FKを任されたロナウジーニョのボールは無常にもゴールマウスを捕らえる事さえ出来ず、敢え無く撃沈。

これで南米勢も姿を消し、4強は全てヨーロッパ勢。。。4強初戦まではインターバルが2日あるのかな?3日か?何か時差があってよく判んなくなってるけど、あと残り試合も僅か、極力溜まりに溜まった疲労を取り除いて睡魔に負けないよう観戦に挑みたい!もう寝るなよ〜俺〜!

【Quarter Final】
イングランド(Eng) vs. ポルトガル(Por)

7-01, Eng 0 (1 pk 3) 0 Por, Gelsenkirchen

〔準々決勝〕 1stハーフは、イングランド、ポルトガルともにバランスを確認しながらゴール前のDFを崩すような場面はほとんど見受けられず、中盤でのせめぎ合いに終始した感。後半ポルトガルが押し込むシーンが若干多かったように感じたけど、やはり切り崩すには至らず両者5分5分な感じ。

2ndハーフは、1stハーフと打って変わってお互いが前掛かりに攻めあい激しい45分に。特にイングランドは、2ndハーフ立ち上がり早々ベッカムが右足負傷で、足も気持ちも痛い途中交代!交代後ベンチで涙を流すベッカムのあの姿が無念でならない彼の気持ちを雄弁に語ってた。更に、その数分後ルーニーが痛恨の一発レッドを喰らい、この時間帯にFW、MFそれぞれの要を欠くと同時に数的劣勢にも立たされ、これを境に、ポルトガルがバランスを欠いたイングランド陣内へ攻め込む場面が増えるも、90分では決着つかず。

そして、延長を戦うも結局スコアレスのまま大会3度目のPK戦へ突入・・・正直、セカンドハーフ後半辺りから睡魔に勝てず又しても寝てしまったので、延長からPK戦は全く観れず・・・という事で、速報結果によるとポルトガルがPK戦をものにし、40年ぶり決勝トーナメント進出からいつの間にか4強へ!

月並みながらフィーゴが好きだから期待は掛けてたけど、まさかまさかポルトガルがここまで上がってこれるとは、、、グループリーグからの戦い振りを見てると、爆発的な得点力こそないものの失点がトータルで僅か1点と、ほんとDF面が堅いし、グループリーグ初戦からキレが良かったフィーゴを始め、デコ、マニシェ、そしてクリスチアーノ・ロナウドと中盤から前線のタレント陣のコンディションも大きな波がなく一定してて、チームのバランスがいい。

今大会、爆発的な得点力を見せたアルゼンチン、スペインにしても既に姿を消してるし、4強へ勝ち上がってきたのは、ホームアドヴァンテージを追い風に勢いが止まらないドイツを除けば、ポルトガルの他、イタリアと今日の第2試合でブラジルから1点を守りきったフランス、何れも派手さはないものの、爆発的な得点力と言うよりはここぞという時の決定力を持ち、更に何と言っても、前線、最終ライン問わず徹底された自陣での隙を作らないようなプレッシング、そして、ゴール前での集中力を切らさず失点を最小限に留める堅いDF面と、全体のバランスが取れた正にトータルフットボールを実践してるチームばかり。。。とはいえ、その中でも色が違うチームがぶつかる準決勝、果たしてどんな試合を見せてくれるか?^^

7-01(sat)

【Quarter Final】
イタリア(Ita) vs. ウクライナ(Ukr)

6-30, Ita 3-0 Ukr, Hamburg

ITA
前半06分:Gianluca Zambrotta ジャンルカ・ザンブロッタ DF
後半14分:Luca Toni ルカ・トニ FW
後半24分:Luca Toni ルカ・トニ FW

〔準々決勝〕 イタリア準決勝進出!立ち上がり6分に先制したイタリアがそのアドヴァンテージも追い風に終始優勢に進めた1stハーフは、ほとんどウクライナにサッカーをさせず、とにかく中盤から最終ラインまでイタリア陣内に全く隙がなく、全フィールドプレーヤーのボールへの詰めが早かった。

しかし、セカンドハーフは、ウクライナも中盤でボールが持てるようになり、いいリズムで攻め込む場面が格段に増え、10分過ぎ頃決定的チャンスから同点へ追いつくいい場面を作ったものの、キーパーの好セーブやDFの体を張ったゴール阻止に合い結局得点ならず、その直後トニに追加点を奪われ、その直後ウクライナが再度決定的チャンスを作るもここも決めきれず。この辺りで1点でも返していればまだ行方の判らない試合だったんだけど・・・。

結局1点も奪えないまま後半トニに駄目押しの3点目でとどめを刺され、W杯初出場ながらも頑張ってきたウクライナもとうとうここで姿を消す事に。。。やはり、どうしてもシェフチェンコ一人へボールを集めがちな攻撃では限界がある訳だけど、それを判ったマークの強い中でもあれだけの動きが出来るシェフチェンコっていいプレーヤーなんだって、十二分に世界へアピールできたと思うし、試合後イタリアサポーターの集まる客席に向かって、イタリア勝利を祝福する拍手を送っていた彼のスポーツマンシップが宿る素晴らしい姿もかなりの好印象を残した。。。更に、試合後インタビューを受けてたウクライナの監督が笑顔でイタリアを祝福していたあの映像、ウクライナに不利な疑惑の判定とかきっと言いたい事は山ほどあったろうけど、それはそれとして、イタリアへの祝福も話し振りから無理のない心からの言葉だったし、ウクライナの人間性ってあんなに素晴らしいものなのかって、ちょっと違うところで感動した試合。

畑は違えど、自らの力を誇示しながら対戦相手を屈辱的なまでに小馬鹿にするパフォーマンで人気を博す日本人兄弟拳闘選手がいるけど、彼らとそれを咎めもしない親御さんにシェフチェンコとURK監督さんの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいほどだ。大体ああいう馬鹿げたパフォーマンスでわーきゃー言う現代の一部日本人の精神構造も一体どうなってる事やら。

と、毒を吐き捨て終えるのも後味が悪いんで・・・安定した司令塔トッティ率いるイタリー!毎試合トッティ所属のローマユニフォーム着用しながら応援してるから頑張れ〜!

【Quarter Final】
ドイツ(Ger) vs. アルゼンチン(Arg)

6-30, Ger 1 (4 pk 2) 1 Arg, Berlin

GER
後半34分:Miroslav Klose ミロスラフ・クローゼ FW

ARG
後半03分:Roberto Ayala ロベルト・アジャラ DF

〔準々決勝〕 やっぱこの歳でW杯の日程に合わせて、地上波放送分のみとはいえほぼ全試合観戦するのは体力的に無理だ。。。準々決勝まで約2日のでは開幕から溜まりに溜まった疲労が取り切れず、拠りによってドイツvs.アルゼンチンという絶好カードの1stハーフ終了時点で睡魔に勝てず敢え無く撃沈・・・目は閉じたまま夢うつつ状態の中、点けっ放しのテレビから聞こえる歓声と解説を認識したのは既に延長へ入ってから、そして、やはり目を瞑ったまま途切れ途切れで途中経過を確認しながら、ドイツがPK戦を制したところで熟睡・・・まるで夢の中で電波の不安定なラジオでも聞いてるかのこの状況・・・意味ないじゃん。

しかし、鮮烈な印象を刻み込んだグループリーグ2試合目セルビ戦から、アルゼンチンは徐々に精彩が欠けて行き、結果論だけどあそこがピークだったんだなぁ。対するドイツは、オープニングで吹っ切れてからのこの勢い、やっぱホームアドヴァンテージの力って凄いんだなぁ、と。こりゃ、開催国ドイツ優勝も見えてきたかな。

6-28(wed)

【1st : Round of 16】
スペイン(Esp) vs. フランス(Fra)

6-27, Esp 1-3 Fra, Hanover

ESP
前半28分:David Villa ダビド・ビジャ FW

FRA
前半41分:Franck Ribery フランク・リベリ MF
後半38分:Patrick Vieira パトリック・ビエラ MF
後半47分:Zinedine Zidane ジネディーヌ・ジダン MF

〔決勝T16強第1戦目〕 こんな好カードまで地上波中継なく観戦できないなんて、、、昨夜、ていうか今朝ブラジルvsガーナ戦観終えた後、スペインが1-0でリードの速報確認後就寝、で、今朝結果ダイジェスト見たら凄い試合だったんだと、とにかく後半ロスタイムに3点目を決めたジダンの映像、あれは鳥肌もんだった、、だからこそ余計この試合をフルで観れなかった事がほんと悔やまれる。

しかし、試合の流れが判らないからスペインがどんな戦いぶりだったのか判らないけど、彼らはグループリーグ初戦がピークだったのかな?って、グループLと決勝Tのパフォーマンスも然る事ながら、グループLの3戦だけ取ってみたところで必ずしも並列で比較できるものではないけど、でもそんな感じが否めない。
 何れにせよ、残念ながら今大会で無冠艦隊の汚名を完全払拭するには至らなかったスペイン、しかし、無敵艦隊よろしくベスト・パフォーマンスを見せつけ強烈な印象を残してくれた、あのウクライナとのグループリーグ初戦が観戦できただけでも良かったとしておこう。
 正直スペイン・サッカーはもっと見たかったけど・・・。

一方フランスは、あんな危うかったグループリーグでのチーム状態から良くぞここまで上げて来てくれましたって感じで、流石。
 次の相手は、'98年フランス大会決勝の再来ブラジル!あの3-0の屈辱を晴らすべく既にググッとモチベーション上がってるであろうブラジル相手にどう挑む?これまた屈指の好カードが実現だぁー!
 って、 この試合も地上は中継ないんだよなぁ、全てライヴ中継なんて贅沢は言わないから、せいぜい録画中継も織り交ぜながら決勝トーナメントぐらい全試合地上波で見せて欲しいよ、ほんと、、これだから日本は・・・愚痴は止めておこう・・・(涙)。

う〜しかし、あの華麗な身のこなしとキレのいいシュート、あの3点目の映像は痺れたなぁ・・・あー、このスペイン戦フルで見た〜い!

【1st : Round of 16】
ブラジル(Bra) vs. ガーナ(Gha)

6-27, Bra 3-0 Gha, Dortmund

BRA
前半04分:Ronald ロナウド FW
前半44分:Adriano アドリアーノ FW
後半38分:Ze Roberto ゼ ロベルト MF

〔決勝T16強第1戦目〕 W杯も残り僅か、随分疲労が溜まってるであろうプレーヤーも大変だけど観戦側の疲労もこれまたピークっ!またまた寝過ごしてしまい、起きたら既に後半立ち上がり7分頃だったかな・・・16強地上波中継最後の試合だっつーのに・・・はぁ。

起きた時点でブラジルが2点リード、既に引きながらカウンター狙いのブラジルと押し込めどゴールは割れず攻め喘ぐガーナの構図で試合が展開、チーム状態が上がり切ってないとは言え先制点のみならず2点ものビハインドからブラジル・ゴールをこじ開けるのは至難。。。何せ、ここまでのブラジルの失点は、既に決勝T進出を決めて臨んだグループリーグ3試合目対日本戦での1点のみで、本気モードのブラジルゴールの施錠はほんと厳重だから。

以下、得点シーンのみ・・・初得点は、カカからDFライン裏へのスルーパスに反応したロナウドがキーパーを交わしゴール。その後、既にカウンター狙いの守りに入ったブラジル陣内でガーナが攻勢を掛けるも最後を決めきれず、そうこうするうち、前半終了間際カウンターからガーナ・ペナルティエリア内右サイドのカフーからのグラウンダークロスにファーサイドのアドリアーノが合わせブラジル2点目。

後半35分ギャンがペナルティエリア内でシュミレーションを取られ累積で退場。その数分後、カカに代わって入ったリカルジーニョがガーナDFライン裏へ入れたパスにゼ・ロベルトが抜け出し1対1からキーパーも交わしとどめの3点目。

下馬評通り順当に駒を進めたブラジルはともかく、W杯初出場ながら予想外の決勝トーナメント進出を果たし、'90年イタリア大会のカメルーン・フィーヴァー再来とまではならなかったものの、4年後の南アフリカ開催も鑑み、アフリカン・サッカーここにありきとアフリカ勢の面目躍如たらしめたガーナには賛辞を送りたい。

今回アフリカ勢で決勝Tへ進出したのはガーナのみだけど、コートジボワールやアンゴラなど、アフリカ人特有の恐ろしくしなやかでバネの利いた身体能力にしっかりとした組織力が加われば相当強豪揃いの大陸になるはず。
 今回、アフリカ勢各チームのあの身体能力を生かした個人技と爆発的なシュート力は改めて目を見張るものはあったものの、やはり国内リーグとは違い世界のつわものが集うW杯にあって、その個人技が生かし切れず、時にスタンドプレーとしか映らず、なぜボールを預けない?とか、あそこでもう1枚フォローがあれば、なんて場面が吐いて捨てるほどあったので、まずは4年後の南アフリカ大会を見据え、チームの組織力や戦術面の向上などにも力を注いでもっともっと楽しいサッカーを見せてくれる事を願ってます。

6-27(tue)

【1st : Round of 16】
スイス(Sui) vs. ウクライナ(Ukr)

6-26, Sui 0 (0 pk 3) 0 Ukr, Cologne

〔決勝T16強第1戦目〕 決勝ラウンドにあって他のカードと比較すると地味なカードながら、やはりそこはグループリーグを勝ち上がってきたチーム同士の戦い、地味ながらも熱い好ゲームが繰り広げられた。

まず前半、静かな立ち上がりからやや攻勢に出ていたのは、3大会ぶりのW杯出場で今までの最高位ベスト8以上を目指し意気が上がるスイス、エースストライカーのフライやヴィッキーの惜しいシュートがありながらゴールは割れずハーフタイムを折り返す。

一方、後半反撃に出たのが、初出場にして初決勝T進出を果たしたウクライナ、DFのルソルとスヴィデルスキーを累積で欠き本来DFではない駒を据えての厳しい布陣ながら、前半の不安定さは時間が進むごとに解消されていき、前線のシェフチェンコを中心とした攻撃にもリズムが生まれ、前半のスイスを凌駕する勢いでスイスゴールに襲い掛かるもあと少しの所でゴールは割れず。

今大会2度目の延長戦へ突入すると、両チーム体力の消耗は見て取れるものの玉際、ゴール前での競り合いなどお互い数少ないチャンスの潰し合いが激化しどうしても相手ゴールを割る事が出来ないまま、とうとう、今大会初のPK戦へ突入。

いや〜ほんと、特に延長へ突入してからPK戦での決着までが何とも言えないドラマでした。
[U-1] まず、ファーストキッカーはウクライナのエース シェフチェンコ、これがサイドへ振ったもののボールに力がなくキーパーに弾かれる。
[S-1] 優位に立つかと思われた次のスイスキッカー シュトレラーのボールは更に力なくほぼキーパー正面へ飛び決められず。
[U-1] エースの失敗で一旦は劣勢に立たされたものの、次世代の若きストライカー ミレフスキィが相手を嘲笑うかのような、力を抜いた軽い山なりのボールをゴール右側に放り込む。。。スイス側の予想を上回る精神的プレッシャーを見透かし更なるダメージを与えるようなこのペナルティキック、ここで8割方勝敗が決まった感が。
 その後、スイスが2人とも決められず、対するウクライナは、続く2人がいとも簡単に決めゲームセット。

PKってほんと、一見地味だしあんな近いのに何故決められない?なんて言われる事も多いけど、少なくともW杯のメンバーに選ばれたスタメン、控え問わずフィールドプレーヤーは、普段の練習なら10本中10本決める力があるのは言わずもがな。

しかし、実際のPK戦は、延長戦まで死力を尽くし戦い抜いたあとに用意された最終段階の決着方法で、その時点での体力の消耗は想像を絶し、恐らくフルマラソンを走った直後にボールを蹴るようなものと考えれば、如何に体の自由が利かなくなってるか容易に想像もつくはず、そこへ持ってきて、敵対するのは表面的な相手チームや目前のゴールキーパーだけではなく、個々が、またチームが共有する精神的な重圧、それこそがPK戦の最大の敵である訳で、また、それが絡む事により最高のドラマが生まれる一見地味ながらも大変エキサイティングな戦いな訳です。

何はともあれ、こんな試合を見せてくれた両チームに敬意を表するとともに、W杯初出場初決勝トーナメント進出のウクライナが初戦で劇的な勝利を収めた事は快挙であり、ベスト8で当たるイタリアも楽な相手ではないので、どんなゲームになるのか楽しみだ。

【1st : Round of 16】
イタリア(Ita) vs. オーストラリア(Aus)

6-26, Ita 1-0 Aus, Kaiserslautern

ITA
後半47分:Francesco Totti フランチェスコ・トッティ FW

〔決勝T16強第1戦目〕 うん、オーストラリアはボールへの寄せが早いし何より良く走る。それに、イタリアにとっては2002年日韓大会の決勝Tで韓国にまさかの敗退を喫した時のヒディング監督が、今は本日の対戦相手オーストラリアを率いている訳で、必ず意識はしてるだろう事が否定できないようなあの立ち上がりからの展開、今回のイタリアも苦戦を強いられるだろうといった感じだった。

何か凄く緊迫したゲームで前半は早かったなぁ、しかし前半トニがゴール前2度の決定的シーンをヘッドで外し、左足のはヒットせずキーパーに足で弾かれたし、あのどれかが決まってれば決して楽な試合展開にはならなかったと思うけど、ここまでの苦戦は強いられなかった筈。

それに苦戦を強いられたもう一つの要因、後半立ち上がり早々マセラッティがゴール前ブレッシアーノへのスライディングが危険行為と見なされ一発レッド!リプレイ観る限り故意に足裏を見せたりしてないし、このレッドは厳しすぎの感が否めず。その数分後、前半から決定機でことごとく外し今までの決定力が見られなかったトニに代えインクィンタを投入。その後一進一退の攻防が続き後半30分頃、とうとうイタリア3枚目のカードをトッティに託す。

そして、この試合を決めたのはロスタイムも残り僅かの時点、オーストラリアのゴール前ペナルティエリア内でグロッソが倒されたというか、ニールがスライディングに行ったところをフェイントで交わしながらも倒れこんだニールにグロッソ自ら躓いた感じで、リプレイ観る限り故意のシュミレーションとは見えないものの、これでPKを取られたオーストラリアに若干同情を寄せるも、イタリア勝利への期待が高まる・・・が、しかし、1990年イタリア大会から1998年フランス大会までの3大会、決勝トーナメントへ駒を進めながら何れもPKで敗退し、特に準優勝に終わった1994年アメリカ大会での後がなくなったPK戦でロベルト・バッジォがゴールポスト上空へ大きく外したあのシーンが脳裏を過ぎる・・・どうなる?キッカーはトッティ・・・うぉ〜、決めたー!なんてドラマチックな幕切れ!いや〜、善戦したオーストラリアにも労いと感謝の意を表したいくらい、ほんと最後の最後まで緊迫した凄くいい試合だった。

6-26(mon)

【1st : Round of 16】
ポーランド(Pol) vs. オランダ(Ned)

6-25, Pol 1-0 Ned, Nuremberg

POL
前半22分:Maniche マニシェ MF

〔決勝T16強第1戦目〕 決勝トーナメントだというのに地上波中継がないとは、と呆れた国だ、などとボヤキを噛ましつつダイジェストで確認すると、凄い試合だったようで。

グループリーグでも、一発退場と累積退場者合わせて3名を出したイタリーvs.アメリカなんて試合もあったけど、この試合では、それを上回るほど反則が飛び交ったようだ。次が時系列で並べた反則一覧。

[1st ハーフ]
01分(オランダ)ファン・ボメル(黄カード
06分(オランダ)ブラールズ(黄カード
19分(ポルトガル)マニシェ(黄カード
30分(ポルトガル)コスティーニャ(黄カード
44分(ポルトガル)コスティーニャ(累積レッド退場

[2nd ハーフ]
04分(ポルトガル)ペティート(黄カード
13分(オランダ)ファン・ブロンクホルスト(黄カード
14分(ポルトガル)フィーゴ(黄カード
17分(オランダ)ブラールズ(累積レッド退場
27分(ポルトガル)デコ(黄カード
27分(オランダ)スナイデル(黄カード
28分(オランダ)ファン・デルファールト(黄カード
30分(ポルトガル)リカルド(黄カード
30分(ポルトガル)ヌーノ・バレンテ(黄カード
32分(ポルトガル)デコ(累積レッド退場
44分(オランダ)ファン・ブロンクホルスト(累積レッド退場

壮観と言うか何と言うか、各チーム退場者2名で最終的には9人対9人での戦い、そして、2ndハーフのロスタイムは6分あったらしく上の一覧から容易に想像がつくけど、試合後、Fifa会長が「主審はカードを出しすぎ、主審へのイエローカードがあれば彼に出したいくらいだ」と、コメントを発表・・・チャンチャン。

肝心の試合内容は、唯一の得点が前半23分ポルトガル、右サイドからデコがゴール前中央へ入れたクロスをパウレタが落とし最後はマニシェがディフェンダーをフェイントで交わしゴール!綺麗な流れとマニシェの個人技が光ったファインゴールだ。。。と、この大荒れに荒れた試合の中、ポルトガルがこの1点を守り抜き駒を進めたようです。

【1st : Round of 16】
イングランド(Eng) vs. エクアドル(Ecu)

6-25, Eng 1-0 Ecu, Stuttgart

ENG
後半14分:David Beckham デイヴィッド・ベッカム MF

〔決勝T16強第1戦目〕 グループリーグでは1位通過だったものの、成績ほどチーム状態はまだ上がって来てない感が強いイングランドと、一方対するは、W杯出場2回目にして初決勝Tながら、強豪ひしめく南米予選をブラジル、アルゼンチンに継ぐ3位で通過という未だその底力は未知数のエクアドル。

ひょっとしたらイングランド敗退もありえるんじゃないかって思いが間違いじゃないようなゲーム展開で、ゴールの決定機はエクアドルの方が多かったけど、イングランドも何とか凌ぎながら、0-0で折り返した後半14分、初ゴールを生んだのはベッカムのフリーキック。

結局1-0でイングランドが虎の子の1点を守り切り無事勝利を収めたけど、勝敗を分けたのは、やはり均衡を破れない時の頼みの綱セットプレー、この点ベッカムというセットプレーのスペシャリスト有するイングランドに分があった訳で、、更に、自分達の思うような試合運びが出来ず苦しみながらも、ギリギリの所で失点を防ぎながら、得点後はディフェンス面へ重点を置きなるべく相手にサッカーをさせず時間を使いながらの試合運びという、ある意味セオリー通りだけど、どのような状態にあってもイングランドが何とかそんな形へ持っていけたのは、やはり表面的な得点差以上に、このような大会での経験値の違いも大きかったのかな、と。

6-25(sun)

【1st : Round of 16】
アルゼンチン(Arg) vs. メキシコ(Mex)

6-24, Arg - Mex, Leipzig

MEX
前半06分:Rafael Marquez ラファエル・マルケス DF

ARG
前半10分:Hernan Crespo エルナン・クレスポ FW
延長前半8分:Maxi Rodriguez マキシ・ロドリゲス MF

〔決勝T16強第1戦目〕 戦前の勝手な予想ではメキシコがかなり苦戦を強いられると踏んでいたものの、立ち上がり数分で読み違と判り、メキシコへの平謝りも程々に、諦めが一つの希望へと変わった嬉しい誤算で観戦にも余計力が入った1戦。

立ち上がり6分、メキシコ、バルドのFKからメンデスが流したボールをマルケスが押し込みメキシコ先制!も束の間、その数分後10分、アルゼンチンのCKから、ゴール前クレスポとボルヘッティが競り合い、リプレイ見返してもクレスポのO.G.臭いけど、公式発表ではクレスポのつま先でのゴール!・・・らしい。とにかく、1stハーフ前半10分までに両チームが1得点ずつ分け合う形になるも、その後は均衡が保たれハーフタイムを折り返す。

2ndハーフは一進一退で進む中、15分頃から影を潜めてた華麗なワンタッチパスやパス交換など本来のアルゼンチン・スタイルが徐々に見られるようになりるも、やはり、どちらも決め手を欠くと言うよりは両DF陣の堅い守りを破り切れず、中盤でのゴールの奪い合い、ゴール周辺でのせめぎ合いを続けながら、38分アルゼンチンが交代枠最後のカードにして最大の切り札メッシを投入!しかし、2ndハーフも45分を過ぎロスタイムへ突入。

中南米同士、相手の手の内を知り尽くす両者の対決は、特に後半両者ともシュート数こそ少なかったものの、この緊迫したせめぎ合いは堪らない!結局、1-1ドローのまま今大会初の延長戦へ突入。

延長前半8分、ロドリゲスの胸トラップから直接左足を振りぬく豪快なミドルボレーシュートが鮮やかに決まりアルゼンチンが遂に勝ち越し!いや〜、場内のざわめきと余韻がどれくらい続いただろうか?これは今大会のハイライトでリプレイされまくるであろうスーパーゴールだった。

結局、アルゼンチンはメキシコにペースを奪われながらも、選手交代面で不測の負傷交代のため、貴重な交代1枠を費やさざるを得なかったメキシコが、消耗戦となった延長で勝ち越しを決められた豪快なロドリゲスのミドルボレーシュートを見せつけられたあの時点で、止めを刺され力尽きた感が・・・。

とにかく、これでドイツvs.アルゼンチンの胸踊るカードが実現する訳で、個人的贔屓チームのメキシコ敗退は実に残念だけど、次のこのカードに胸が高鳴る。

【1st : Round of 16】
ドイツ(Ger) vs. スウェーデン(Swe)

6-24, Ger 2-0 Swe, Munich

GER
前半03分:Lukas Podolski ルーカス・ポドルスキ FW
前半11分:Lukas Podolski ルーカス・ポドルスキ FW

〔決勝T16強第1戦目〕 グループリーグに引き続き、決勝トーナメントでもオープニングゲームとなった、グループL全勝突破と勢いに乗るドイツ、対するはグループL1勝2分失点0と、なんとか堅守で勝ち上がったスウェーデンとの一戦は、完全ホームの勢いも追い風にドイツやはり強し。

とにかく一分の隙でも見つければゴールへ向かう姿勢から、立ち上がり4分、クローゼが強引な最終ライン突破でGKとバッティング、こぼれ球に詰めたポドルスキによるゴールで先制したドイツの勢いを止める対戦相手として、スウェーデンには荷が重すぎた。

グループリーグでの勢いからしても、個人的には、僕のW杯初体験1986年メキシコ大会での決勝「アルゼンチンXドイツ」再現なんか実現したら・・・なんて思ってたけど、アルゼンチンが順当に勝ちあがれば次この両チームが既に激突してしまう訳で、、、決勝ではないし、アルゼンチンが駒を進めるという事はメキシコ敗退を意味するという、なんとも難しい選択だけど、今は、'86メキシコ大会で「神の手」と「60ヤード激走5人抜きゴール」の伝説を残したディエゴ・マラドーナの真の後継者に最も近いと目され、今大会で華々しいデビューを飾ったメッシ有するアルゼンチンと、正に追い風状態のドイツが、今のこの雰囲気のW杯でどんな戦いをするのか、クウォーター・ファイナルとは言え、是非観てみたいカード。

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